Zorg Wide Door

2014年9月23日火曜日

MVMO sim 導入までの流れと今後

今から6年前、ネットブックにさして使用することを前提に、FOMAカードを導入した。
定額で3G通信ができるもので、月額5700円での定額使い放題だった。
実際には、これにぷららのプロバイダ費用が入り、6,000円になるわけだが。

なかなかドキドキしたが、ネットブックそのものがダメダメで、気落ちしたのを覚えている。
それでもしばらくは使っていたのだが、そろそろネットブックそのものに見切りをつけようと思っていた頃、FOMA用のポケットWi-fiルーターが発売され、これをNTT東日本がレンタルするサービスを始めた。
これが、フレッツ光ポータブル PWR-100D である。

費用は月額500円。

 フレッツ光ポータブル PWR-100D到着(2010年7月18日)

Wi-fi 3G の無線LANルーターは、使い放題だし速度もまぁまぁなので、そのままずっと使っていた。

その当時は、ネットブックがつながればよかったのだが、2011年2月にスマートフォン(AU IS04)が登場。
ただし、スマートフォンのデータ定額も、使い放題のようなものだったので、PWR-100Dの出番は、
やはりネットブックと、時折つながりが悪くなる、スマホ(AU)の予備回線のような扱いだった。

この段階でのスマホの費用は、データ通信量込みで 月額10,000円ぐらいとなり、通信環境を維持するために、月額16,500円は最低でも使うようになっていた。

状況といえば、「あるものを組み合わせてみました」感が満載で、決して良好な環境とはいえなかった。端末そのもの反応が(それぞれ)悪く、お世辞にも「快適」といえるものではなかった。
もちろん、Air-Hの128Kよりははるかにマシだったが。
それを少しでも改善しようと、Wiresgate(ヨドバシブランド)の会員となり、特定の場所で公衆無線LANが使えるようになった。これが月額380円なので、通信にかかる総費用は、月額16,880円となった。


件のスマホの調子が悪く、1年半ぐらいで新機種(AU ISW13)へ無償交換が行われ、端末環境は俄然改善された。2012年7月のことである。
 ここで、分割の機器代金がなくなり、月割はそのまま残される(これも不思議な措置だったが)という状況となり、スマホの月額費用は、7000円ぐらいまで落ちる。

月額の通信にかかわる費用は、13,880円 程度となった。

しかし、 この時点では、FOMA回線の意義は薄くなり、そろそろ解約も考えていた。

そんな中、2012年12月にDELLのノートPC、XPS-12を購入し、Wi-Fi ルーターは、俄然最前線に引き戻されることになる。(この時点でネットブックはリタイア)
感覚論になるのだが、AU ISW13 のデザリングを使うよりPWR-100Dの方が、通信は安定し、速度も若干速く感じた。

そして、2013年12月に、待望のWindows 8 タブレット、Lenovo miix 2 8 を購入し、モバイル環境は一変する。XPS-12があっても、サブ的な役割であることが多かったPWR-100は、完全に基幹インフラとなってしまったのである。

そのころから、AU の 3G→LTE の動きが加速され、3Gの回線品質は人口密集地であればあるほど低くなっていった。
結果的に、 現行機種最古参のPWR-100Dが一番重要な存在となってしまったのある。
ほぼ4年間使用したPWR-100Dであったが、現金で購入すると38,000円ぐらいだったはずなので、
まだまだ、損はしていないと思う。(バッテリー交換は1回あった。もちろん無償)


そんな通信状況の有様から、携帯電話・スマホの回線が3GからLTEに変わっていく点は、もう仕方がないとしか言いようがなく、スマホの機種変を考えざるを得ない状況となっていた。

そこで、コレまでの懸案事項も含めて、解決に動くことにした。

PWR-100Dの、その安定性とバッテリーの持続時間はかなりのものなのだが、いかんせん回線費用が高すぎる。(昔はそうでもなかったんだが、周りが安くなってきているので)
これを、MVMOのLTE-SIMを使ったWi-Fiルーターに変ようと思った。

といったところで、自分はいったいどのくらいデータ量を使っているのかと思い立つ。
なにしろ、これまでは実質使い放題だったので、気にしたことがなかったのである。

調べてみると、AUで月に500MB~600MB。FOMAで月に900MB~1GBといった感じ。

そうか、だいたい2GBくらいか。とは思ったのだが、こういったものは、環境が高速になると、利用料も多くなるのは経験的に知っていたので、それ以上のプランが必要となるのは明白である。
しかし、どのくらい増やせばよいのか。

とりあえず、NECのAterm MR03LNをOCN Mobile One のSIM付で購入。2GBのプランに入る。
機器代金は別として、月額1,400円である。
これで、FORMを解約すれば、通信にかかる費用は、月額8,780まで下げられるようになった。

そんな時、AUからHTCの新型、HTL23が発売されることを知り、すぐに機種変予約。
ちょっとしたすったもんだはあったが、カケホ+デジラで5GBプランで契約。月額はこれまどと同じく7,000ぐらいとなり、そのため、通信にかかる月額は変わらず8,780円ぐらい。

現在は、この段階。

スマートフォンを使っていると、知らないうちにアップデートが行われていたりで、知らない間にがんがんパケットを消費されるなどの問題もあったが、会社や自宅、それとWi-Fiスポットの利用などで、環境が整ってきたので、まず、AUのデジラのプランを2GBにコース変更をかけた。
これが通れば、1,500円ぐらい安くなるので、5,500円となり、通信にかかる総額は、7,280円となる。

次に考えるのはMVMOである。

モバイルのデータ使用量は、おおむね、使う時間にかかわると思う。

 一日のうち、自宅と会社はWi-Fiが使えるので不要。外出した際の電車の中とか、公衆無線Lanがつかえない店に入ったときの総時間数が、データ使用量と密接に関係しているのである。

そのため、回線速度が上がると、データ使用量は増えるのである。

FOMAが公称14Mbpsであり、LTEが公称150Mbpsである。10倍の差がある。
まぁ、実際にはそんな速度は望めないので、実際には4~5倍が妥当だろう。

OCN MOBILE ONEは、なかなか安定してて良いんだけど、2GBの上が7GB(かつ500Kbps)が標準なので、長期的に見るとあまり使えない。

 少々高くても良いから、制限を気にせず使うとしたら、どのプランが良いのだろうか。

それを知るために集めたのが、前回の記事

「最近の MVMO SIM 14社55プラン比較用まとめ (2014年9月15日 現在)」

である。

このなかでは、

・ぷららモバイル 2段階定額プラン 2,362円
・楽天ブロードバンドLTE アクティブプラン 2,839円
・b-mobile X SIM プランF 7GB 2,980

が最有力候補である。

そのほかに、
・U-mobile データ専用5GB 2,980
・Wiressgate ヨドバシカメラオリジナルSIM 5GB 2,290円
などがある、Wiressgate ヨドバシカメラオリジナルSIM の場合、上記の公衆無線LANを解約できるので、その分が削除できる。

また、ココにきて、IIJがプランの変更を行った。
ファミリーシェアプラン 3GB が 7GB に容量を上げて、価格は 2,292.8円。

現在は、「ぷららモバイル 2段階定額プラン」が最有力候補なのだが、今後冬に向けて各社が新プランや仕様変更をうたってくるだろうコトは、容易に想像できる。

月の容量制限が1~2GBのプランは、どこでも大きな差はない。

たぶん重要なのは、「一定期間内での通信総量による規制」で、ぷららモバイルは1日で100MBである。
他のプロバイダは、3日で300MBとか366MBとかが主流と思える。

一日に高速で使えるのが100MBだとすると、月あたりの総データ数は単純計算で3GBとなる。
あとは200Kbpsなどの低速回線を使わなければならない。

「使いたいときに最高のパフォーマンスで、無駄なく費用を抑えて」となると、まだまだ検討の余地
はあるだろう。


とりあえず、モバイル環境の月額を8,000円に押さえるべく、検討中である。