Zorg Wide Door

2011年11月30日水曜日

伊勢原・大山 紅葉ライトアップ 2011

今年の秋の紅葉は、全国的にあまり調子がよろしくないらしい。
先日のJNP千葉の例会の際、参加者が口々に無念さを語っていた。

そんな世間のブーイングのもと、毎年恒例となった、伊勢原・大山の紅葉ライトアップに行ってきた。

大山のふもとの駐車場は、毎年大渋滞となる。
そのため、近くの小学校が臨時の駐車場となり、そこからシャトルバスが運行されている。

シャトルバスは有料(片道100円)だが、駐車場そのものは無料。ふもとの駐車場は、もちろん有料(1回600円)である。

シャトルバスのバス停は、ふもとの駐車場のすぐ近くにあり、そこから階段が続く参道を15分ぐらいかけて登り、大山ケーブルカーの「大山ケーブル 駅」へ。そこからケーブルカーに乗って「大山寺駅」で下車。ケーブルの駅から5分程度で、真言宗大覚寺派雨降山大山寺(大山不動尊)に到着。


今年で4回目になる大山寺の参道下からの撮影。
比較的うまくいったかな。
参道の階段は、紅葉のトンネル。
見上げてみると、たしかに色づきが悪いように感じる。

階段を登りきると、大山寺の本堂前。
振り返ると、伊勢原市街の夜景を背負った紅葉。


ここでは毎年ゆず茶がふるまわれるが、冷え切った体にはうれしいもてなしだ。^^
今回は、大山寺の本尊特別開帳もあって、満足。^^

ケーブルカーの「大山寺駅」にもどり、上りのケーブルカーに乗り、終点の「大山阿夫利神社駅」で降りる。
ここに建てられているのは、大山阿夫利神社下社。本社は、下社から登山道を1時間ほど登って到着する、大山の山頂にある。

下社の本殿前には、伊勢原市街から相模湾を望む大パノラマが広がっている。


やっぱり、ここの夜景は絶景だなぁ。
この時期の土日祭日は、ケーブルカーが20時まで運行しているので、この光景を苦労せずに見ることが出来る。(通常は、ふもとから登山道を2~3時間かけて登り、闇に包まれた登山道を降りることになる。)


う~~ん、やっぱり今年は色がイマイチだ。

風景の写真を撮っていると、色づきの良い年もあれば悪い年もある。
悪い年でも、やはりそれなりの雅ってものがある。
その雅を少しだけ味わえた気がしたから、今年もうまく行ったって言えるだろう。^^

今年は予定通りにコトが運び、下山も早めだった。
参道を降りてゆく途中の店で、これを購入。



ひと袋520円。一昨年までは、8枚入りで400円だった。
「こわれ」なので何枚分かはわからないが、8枚分以上は入っているような気がする。

これ、美味しいんだよね。(*^_^*)

また、来年も来れるかな。

2011年11月22日火曜日

雪のための50の言葉 -ケイト・ブッシュ ニューアルバム-

6年ぶりに、ケイト・ブッシュのニューアルバムが届いた。
タイトルは、「50 Words For Snow」。
邦盤タイトルは「雪のための50の言葉」。
そのままなんだけど、雰囲気と合っていて、心地よく響く。



6年ぶりと言っても、前々作「THE RED SHOES」と前作「AERIAL」の間には12年の間隔があったので、あまり長くは感じなかった。
もともとアルバムを連発するタイプのアーティストではないし。
今年の5月にセルフリメイクアルバム「DIRECTOR'S CUT」が出ていたので、逆にびっくりしている。

「50 Words For Snow」は、タイトルの通り「雪」をひとつのテーマとして作られている。
全7曲が収められているが、それぞれが独立した楽曲のような気がしない。
もちろん、各曲はそれぞれ個性があるのだが、常に前衛的(けれどポップ)だった過去のアルバムとはちょっと異なるようだ。

CDを再生すると、最初の曲でちょっと驚く。

「もしかして、ケイトって、声の質が変わった?」

しばらく聞いていると、コーラスとして参加するケイトの声が流れる。
ブックレットを見ていると、メインボーカルがケイトでは無い。
(女性かと思ったら、彼女の息子だった) 

ほっとして、次々と曲を流してゆく。
うん、良い感じだ。
「Wild Man」「Among Angels」は、素晴らしい。

ただ、ケイトは「AERIAL」から大きく変わったと感じる。
それまでの、キャッチャーな(けれどプログレッシブな)楽曲から、σ(^_^)が愛してやまなかった、80~00年代のニューエイジに近い楽曲へと。
「AERIAL」以前のケイトの曲は、ポップでありロックだった。デイブ・ギルモア(ピンクフロイド)の影響を示唆する人もいるらしい。
「AERIAL」以降のアルバムに関しては「他に類を見ない」等といった評価の声があるようだが、σ(^_^)としては、そのアルバムの世界観は、ティム・ストーリーシークレットガーデンに近いように感じる。

だから、「心躍る」ことは無いのだが、するっと入ってくる。
ここのところダンスビートばかりを聞いていたからかもしれない。

もともとテーマ性の強いアルバムを作るケイトだが、今回のアルバムは絞り込みが強いように思える。
今後も、スタンスとしてはとがり続けて行くんだろうなと、ケイト歴31年のフリークは思う。

次のアルバムは、何年後なんだろうか。
楽しみだ。^^

ロッキングオンの特設サイト (http://ro69.jp/feat/katebush201111

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洋楽アルバムの日本国内盤に、日本のレコード会社によって付けられるサブタイトルは、好きになれないものが多い。
しかし、このアルバムのサブタイトル「美しすぎる夢はいかが」は、けっこう気に入ってる。^^

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2011年11月17日木曜日

Biginner's PC-DJ SS14 - 1 -

自宅にあったPCのパーツを寄せ集め、Deckadance を使うDJシステムを作ってみました。
ターンテーブルでもCDJでもない、いわゆるPCDJ(もしくはPCJ)と呼ばれる部類に入ると思います。



このシステムで、内輪のパーティでプレイしてきました。30分1セットで2セットをこなしました。
すごく面白かったですね。^^

これから数回にわたって、こいつが出来るまでを綴ってゆきたいと思います。
全ての機材は、特製ラックの上にのせてあります。
ラックの足の間隔は、ターンテーブルSL-1200シリーズのサイズに合わせてあります。

最初にシステム構成を。

PCShuttle XG41+Intel Core2 Duo E7600+DDR3-8GB+500GB-HDD
OSMicrosoft Windows 7 Professional 64bit
USB-AUDIOTASCUM US-200
ディスプレイGREENHOUSE GH-JTJ223GSHB
キーパッドBELKIN nostromo n52
キーボードP.I.Engineering Kinesis Savant USB
トラックボールKENGINTON Expert Mouse
DJソフトImageline Deckadance v1.95

特徴
  • マウスを使わずトラックボールを使うことによって、確実な操作が行えます。
  • 主要な操作は、プログラマブルキーボードに割り当てられていますので、少しの練習である程度のことはできるようになります。
  • トラックボールとキーボード/キーパッドの併用で、比較的素早いDJワークが可能です。
  • タッチパネルディスプレイを使うことで、ちょっと変わった雰囲気を演出できます。
  • デスクトップPCをベースにしているので、曲データの読み込み及び解析にかかる時間が短く、コストパフォーマンスは高いと思います。
  • デスクトップベースでありながら、なんとか外に持ち出してプレイできます。(実際にやってきました)

問題点
  • ノートPCではないので、可搬性が著しく悪いです。(ラックを含めた総重量、約10キロ)
  • 普通のDJスタイルではないので、正統派ではありません。どちらかと言えば、対極に位置すると思います。
  • 現在のインターフェイスでは、スクラッチは不可能です。

アナログ盤にせよCDにせよ、もしくはフィジカルコントローラにせよ、ディスクを手で操作せずにDJというかどうかは難しいところですが、これはこれで目的を果たしました。

横から見ると、中央のディスプレイに覆いかぶさるようにポジションを取って、腕がトラックボールとキーボードに伸びた姿勢になります。

生まれて初めてのDJということもあって、実際のプレイ中はぱっつんぱっつんでした。
そんな中でもほとんどミスもせずこなせたのは、操作の容易性にあると思っています。
容易性は求めたのではなく、結果としてそうなったという感じですが。

次の回は、システムの構成が固まるまでを綴りたいと思います。