Zorg Wide Door

2012年1月30日月曜日

2011年の10枚 その5 Mungolian Jetset、由紀さおり

SCHLUNGS / Mungolian Jetset

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  1. 2011 A Space Woody
  2. Moon Jocks n Prog Rocks
  3. Shelton's On A Bender
  4. Bella Lanay
  5. Ties n Downs
  6. We Are The Shining
  7. Moonstruck
  8. Smoke n Mirrors
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さぁ、来ました。Mungolian Jetset です。
CalmのDJプレイを聞きに行った際、「あ、これいいな」と思って、Shazamで取り込んでアルバムを確認。Youtubeで再確認して入手しました。
最初は「アナログ盤しかないんじゃないだろうか」と泣きが入りそうになったのですが、リリースされたのが10月だったためか、最後の一枚が TOWER RECORD 渋谷 でσ(^_^)を待っていてくれました。
Mungolian Jetset とは、ノルウェーの著名DJである DJ Strangefruit と スタジオエンジニア Knut Saevik のユニットで、国としてのモンゴル(Mongol)とは何の関係も無い(ようです)。
2009年ごろから活動を始め、日本にも何度か来ているらしいですね。DJアーティストの常として、CDのようなメディアを作ってリリースすることが少なく、今回手に入れられたのは、ホントにラッキーです。

モノとしてはハウステクノなんですけど、ベースラインが70'sや80'sのダンクラにあるのは明白で、クラブじゃなくてディスコでかかっていても不思議はない感じですね。

アルバムは、2011 A Space Woody(1)で始まります。2001年宇宙の旅をイメージする洒落みたいな曲です。Shelton's On A Bender(3)は、いろいろな音が入り混じり、「これ1曲なの?」と聞きたくなるような曲で、あまり好きになれません。それが Bella Lanay(4)になると、急にポップな曲になります。まぁ、嫌いじゃないかな。一番良いのは、Moon Jocks n Prog Rocks(2)で、CalmのDJワークでσ(^_^)を捕まえた曲です。ノリが良くて、メロディーラインが綺麗で、いろんな音が入ってて、ビートが太い。σ(^_^)が捕まる要素をすべて持っている曲です。^^



1969 / pink martini & saori yuki

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  1. Yuuzuki [Evening Moon]
  2. Mayonaka No Bossa Nova [Midnight Bossa Nova]
  3. Du Soleil Plein les Yeux [Eyes Full of Sun]
  4. Puff, the Magic Dragon
  5. Ii Janaino Shiawase Naraba [It's Okay If I'm Happy]
  6. Blue Light Yokohama
  7. Yoake No Scat [Melody for a New Dawn]
  8. Mas Que Nada
  9. Is That All There Is?
  10. Watashi Mo Anata to Naite Ii? [Consolation]
  11. Wasuretainoni [I Want to Forget You, But...]
  12. Kismets No Ashioto [Footsteps of the Seasons]
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一報を聞いた時は、さすがに驚きましたね。^^
実際に聞いてみるとわかりますが、由紀さおりさん、衰えてません。すごいです。
Pink Martini は、米国の有名なジャズオーケストラです。
彼らが、アルバム Hey Eugene! の制作時に由紀さおりの タ・ヤ・タン をカバーしたのがきっかけで、彼らの2010年のクリスマスアルバム Joy to the World に、由紀さおり自身がゲストボーカルとして参加します。
そのアルバムが売れ、由紀さおりの海外における評価が一気に高まり、2011年10月に由紀さおり自身のアルバムとして 1969 がリリースされました。当初国内ではほとんど話題にはならなかったのですが、11月以降、海外でリリースされると一気にブレークします。11月1日にiTunesで販売が開始されると、11月4日にはiTunesジャズチャートで1位を獲得しました。その情報が国内に流れ、国内でも急に売れ出したようですね。それまで、およそセットで文章が書かれることなど考えられなかったであろう、「由紀さおり」と「iTunes」の単語が当たり前のように合体します。すごいですねーー。^^
んで、やっぱり「夜明けのスキャット」でしょう。
「スキャット」という歌唱法は、それ単独で知られることはあまりありません。しかし、我々世代では、宇宙戦艦ヤマトのテーマ、Scatman John の Scatman's world 、そして由紀さおりの「夜明けのスキャット」として、適度に知名度があるかもしれません。
TOWER RECORD 渋谷 では、国内盤、米国盤、欧州盤の3種類が発売されていました。それぞれ入っている曲は同じですが、順番が違うようです。(アルバム 1969 リリースに関わる現在までの経緯は、日経トレンディネットの記事 http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20111209/1038933/?ST=life&P=1 に詳しく掲載されています。)

2012年1月26日木曜日

2011年の10枚 その4 JENNIFER LOPEZ、CALM、SYSTEM7

LOVE? / JENNIFER LOPEZ

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  1. On The Floor feat. Pitbull
  2. Good Hit
  3. I'm Into You feat. Lil Wayne
  4. (What Is) LOVE?
  5. Run The World
  6. Papi
  7. Until It Beats No More
  8. One Love
  9. Invading My Mind
  10. Villain
  11. Starting Over
  12. Hypnotico (Bonus Track) 
  13. Everybody's girl
  14. Charge me up
  15. Take care
  16. On the floor (Ven a bailar) (feat. Pitbull)
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去年入手したアルバムで、世間様で一番売れたアルバムはコレか、Lady Gaga の Born This Way でしょう。(あ、いや、もう一枚あるかも。)耳で捕まって、PVでつかまってというお決まりのパターンです。
アルバム全体としては、最近の流行りの曲の「味」がてんこ盛りと言った感じ。
悪く言うと節操無く取り込んでみましたってところかな。

彼女のPVはちょっとしたストーリー性があって、いつも楽しめます。^^
特に Papi (6) のPVは面白かった。On The Floor(1) ほどキャッチーな曲じゃないんだけど、金かかってるよねー。^^; 本来は、彼女をアピールするための映像なはずなんだけど、周囲の名もなき登場人物たちの個性がありすぎて、大変面白い。^^ そして、なぜ皆、タックル。^^;
最近は昔ほどPVをチェックしてないからなんともいえないけど、ある程度の人数で踊るPVって、源流は Michael Jackson の Thriller なんだろうなぁ・・・とか思ってしまいますね。

比較的気に入ったのは、Invading my mind(9)、Starting over(11)と、まるで、Lady Gaga の Judas のような曲調の Change me up(14)、PVが秀逸なPapi (6)そしてRAMBADAネタの On the floor(1)ですかね。
渋谷の Manhattan Record ではアナログ盤がまだまだ絶賛販売中でした。(ポップには「この夏絶対に押えなきゃ」とか、まだ張ってあった)
もちろん、捕まったのは On the floor です。


Mellowdies for Memories...Essential Songs of Calm / calm
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  1. Feel My Heart (Full Ver.)
  2. Dubbing For The Nature #2
  3. Donde Sal El Sol
  4. Light Years "live"
  5. White Breath
  6. Music is Ours (Saxmental Version)
  7. Pharah (The Sun)
  8. Noon At The Moon
  9. Authentic Love Song
  10. Sunday Sun (Live)
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はい、Calmです。
バレアリック・ミュージックの国内トップランナーです。もともとはDJさんですが、オリジナルアルバムも多数発表しています。
Calmの名前を聞いたことがある人はホントに少ないと思うんですけど、J-Waveとか聞いていると、ジングルとかBGMとして良くつかわれています。あと、テレビ東京やNHKのドキュメンタリーのBGMとしても聞くことがあります。
去年は、2回ほど彼のプレイを聞きに行きました。一度はこのアルバムのリリースパーティで、彼のオリジナルナンバーのみ。
もう一度は、彼がDJとして回すハコに行ってきました。アナログレコードオンリーの見事なDJに驚嘆して帰ってきました。

このアルバムは、彼のベスト盤のような感じです。「感じ」としたのは、彼がオリジナルを流す時に一番オーディエンスが盛り上がる Shinning of life が入っていないからなんです。一昨年で解散した、CALM MOONAGE ELECTRIC QUARTET としての楽曲が多めかな。
全体的に、インストオンリー(Authentic Love Songには入ります)で、静かに流れるような曲もあれば、かなりマッシブな曲もあります。静かで流れるような旋律で構成されたテクノって感じ。最近の日本の著名DJさんに共通してきた、「Jazzっぽく」をあらわにした曲が多めです。
相変わらず、アルバムとして聴いていると曲の切れ目がわかりづらいのが難点ですが。^^;
全部、良い曲です。
ベスト盤(ぽい)ですから。
そのぶん、突出したものが無いというのはちょっと悲しいですけど。Light Years(4)、Sunday Sun(10)がものすごくいいです。特に Sunday Sun はオリジナルからヴォーカルを抜いた Flutemental バージョンのライブ版なのですごく良いです。^^ 今年はちょくちょく行きたいと思ってます。
今月か来月には、KeeFree名義のニューアルバムが出るようで、楽しみです。^^


up / System7

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  1. PositiveNoise
  2. Funky Gong
  3. Berimbau
  4. The Mind Boggles
  5. At Last
  6. E-Fusion
  7. Dolphin Smack (System 7 remix)
  8. I Seem To Be a Verb
  9. Plasmatic Park
  10. Chiringuito (UP remix) 
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System7は、1991年にデビューしたイギリスのテクノバンドです。
バンド名の由来にはいろいろまことしやかな理由があるようですが、MacintoshのOSがそれ迄から刷新されたのが1991年であり、その呼び名が「System7」であったことを、σ(^_^)は忘れません。^^
当時の同僚が大好きで、σ(^_^)自身はその数年後から彼らのリリースを追いかけています。(そういえば、Fortran 5 ってどこいっちゃったんだろう)

このアルバムは、リリースの時期が6月と言うこともあり、アルバムの帯に「日本を元気にする」みたいなコピーが踊っていたように記憶します。
最初の曲、PositiveNoise(1)が、その感じを出しています。「のぼる~のぼる~のぼるぅ~~~」みたいな底から来る高揚感みたいなものを味わえる気がします。At Last(5)とか Dolphin Smack (System 7 Remix)(7)なんかは、良い感じのハウステクノですね。 他は、わりとふつーのテクノです。

2012年1月14日土曜日

2011年の10枚 その3 あかじめきめられた恋人たちへ、KATE BUSH、80Kidz

calling / あかじめきめられた恋人たちへ 


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  1. Back
  2. ラセン
  3. Nothing
  4. ワカル
  5. Shadow
  6. Fire Glove
  7. Out
  8. Start
  9. not
  10. Calling
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毎年のことなのですが、年に2~3枚、雷で撃たれたように最近の若い人向けのアルバムを入手してしまいます。これが、その一枚。(去年のもう一枚は西野カナ)
TOWER RECORD 渋谷店の試聴機で聞いたのがきっかけです。

「あらかじめ決められた恋人たちへ」というのがバンド名。
「あら恋」と略して呼ばれているようですね。インストがメインで、曲のリードをピアニカ(鍵盤ハーモニカ)が取っている、面白いエレクトロニカDUBバンドです。
僕が知ったのは去年のこのアルバム Calling ですが、バンドとしては1997年から活動していたらしいですね。
あまり世間にPRされないのか、単に僕が世間知らずなのか。まぁ、後者であるとは思いますが。

なんといっても、ラセン(2)が最高です。低い音メインの導入部が長く続き、聞く者の気持ちを徐々に上げて行き、今まさに頂上に達しようという時にピアニカが入ります。う~ん、かっこいい。(^O^) この曲で捕まったのは言うまでもありません。
ピアニカの朴訥とした音の側面をつかったゆったりした ワカル(4)、レゲエ調の Start(8)あたりがお勧めですね。
これからどういう感じで変わっていくのか、なかなか楽しみなバンドです。
(追っかけ切れるかなー?)


50 words snow / kate bush


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  1. SNOWFLAKE (スノーフレイク)
  2. LAKE TAHOE (タホ湖)
  3. MISTY (ミスティ)
  4. WILD MAN (ワイルド・マン)
  5. SNOWED IN AT WHEELER STREET (ウィーラー街で雪に閉じ込められて)
  6. 50 WORDS FOR SNOW (雪のための50の言葉)
  7. AMONG ANGELS (天使にかこまれて)
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このアルバムに関しては、日記に書いていますので、その時の日記をご覧ください。



WEEKEND WARRIOR / 80KIDZ    05        Weekend Warrior

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  1. Nautilus
  2. Voice (Rework)
  3. Red Star
  4. Prisma
  5. Flow With It
  6. I Wish
  7. Agenda
  8. Czerny 13
  9. Weak Point
  10. Private Beats
  11. Spectacle
  12. When You See
  13. Two Pockets
  14. Faded Pink
  15. Weekend Warrior
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今年も来ましたっていう感じの、80kidz です。
ハウステクノです。
アルバム自体は2010年に出ていたんですけど、気がつかず去年に入って入手しました。
アルバム筆頭の Nautilus(1) でがつっと入るのは、これまでのアルバムと同様です。
その後は、比較的おとなしめというか、ハウステクノの当たり前の感じに仕上がっています。Private Beats(10)から少しずつ上がって行って、When You See(13)でミニマルっぽくなっています。それが Two Pockts(14) で立ちあがりを見せ、このアルバムのタイトルソングである、Weekend Warrior(14)になだれ込むと言った感じです。
アルバムの中では Weekend Warrior が最高ですね。「元気!元気!元気!」フィーリング全開の感じです。
もちろん、ヘビロテでした。

2012年1月12日木曜日

Android携帯の着信をPCで Android Notifier

家電商品は、個々にどんどんと便利に高機能になっていくのに、なぜ連動してくれないんでしょうかね。

現在、家事などを行う際、音楽を聞きながらやっています。

母艦となるPC上でWinAMPを動作させ、音楽を再生。

再生された音楽は、TDKのワイヤレスヘッドフォンTH-WR700に流され、ケーブルレスで快適にやってます。
操作は、TOSHIBA REGZA TABRET AT-300 に aWARemote をインストールして、離れた所から行っています。

これはこれで便利なのですが、困ったことがあります。

たとえば、来客時の呼び鈴であるとか、家にある固定電話、そして携帯電話への着信が、全く分からなくなります。

携帯電話に関しては、ポケットに入れておくという方法があります。
固定電話も子機を視界の範囲に常に置くようにすればいいかもしれません。

しかし、これはあまりに不便でスマートではありません。

固定電話や呼び鈴などは、ハードウエア的に独立してしまって、かつインターフェイスなど用意されていないので、今すぐどうこうはできません。
しかし、少なくとも携帯は何とかなるんじゃないかと考えて探してみました。

ありましたー。

その名は、Android Notifier。

出来ることは、

  1. 着信の通知
  2. SMS受信の通知
  3. MMS受信の通知
  4. バッテリー状態の通知
  5. ボイスメール受信の通知
  6. Pingの受信の通知
  7. サードパーティアプリの通知

です。

Android携帯に着信があると、PC上にメッセージを表示してくれます。メッセージだけでなく、外部プログラムの起動も可能です。

現在僕が使っているAndroid携帯は、AUのIS04です。
上記の機能と照らし合わせると、

  1. 着信の通知は可能
  2. SMS受信の通知は使用できる(Cメールの受信が該当します)
  3. MMS受信の通知は使用できない(AUの場合、標準で搭載されているメールソフト(EZWebメール)がMMSに対応していないので、MMSの受信としては使えません。)
  4. バッテリー状態の通知は、正しく行われるようです。(IS04上に表示される、満充電と残量警告が表示される模様)
  5. ボイスメール受信の通知は、Skypeを使っていないので、わかりません。
  6. Pingの受信の通知は、もちろん使用できます。これが使用できないと何もできません。
  7. サードパーティアプリの通知は、該当するようなサードパーティアプリをインストールしていないので、わかりません。

と、こんな感じでした。

通信に関しては、Wi-fi、Bluetooth、USB接続で行えます。

インストール手順です。

インストールは、母艦となるPCとAndroid携帯に、それぞれ行います。

  1. PCに「Android notifier」をインストールします。ココからOSに合ったプログラムをインストールします。対応するOSは、Windows、Mac、Linuxです。32bit版Windowsだと、MultiDroidNotifier-0.5.1-x86.exe ですね。(2012/1/12 現在)
  2. Windows ファイアウォールのポートを許可します。ポート10600の着信UDPパケットを許可する設定にします。
  3. Andoroid携帯に「Remote Notifier for Android」をインストールします。Androidマーケットで検索するとすぐに出てきます。インストールが終了したら起動させます。起動すると、設定画面が表示されますので、それぞれを確認します。「Miscelaneous→Send test notification」を押すと、PCに対してPingが打たれます。これで、PC上にメッセージが表示されれば接続確認は完了です。
  4. PC側を設定します。「Android Notifier Perfect」を開き、「General Option→Start at login」にチェックされている事を確認して、「Notification Actions」を設定します。Ring(着信)、SMS、MMS、Battry、Voicemail、Ping、Third-party それぞれに個別のアクションを設定することが出来ます。

WAVファイル化したメッセージを流すこともできるのですが、なんだかそれでは面白くないので、コマンドラインから操作できる文章読み上げソフト、YomiTalk を使ってみることにしました。

これによって、電話が着信すると、「電話電話電話」と音が割り込み、Cメールが届くと「SMS、SMS、SMS」と連呼します。

なかなか面白いですねぇ。^^

2012年1月11日水曜日

2011年の10枚 その2 DAISHI DANCE と Jimmy Somerville

それでは、ここからは、2011年の10枚です。

Party Line / DAISHI DANCE & MITOMI TOKOTO project. Limited Express

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  1. NEW STATION -- intro    D.D.
  2. BACK TO FIND YOU(BIG ARENA MIX) feat.Tamara Keenan    D.D.
  3. WIND LINER    D.D.
  4. DON’T LEAVE WITHOUT ME feat. Sarah Howells    D.D.
  5. PIANO@ARENA    D.D.
  6. COME AND RESCUE ME feat. Jonathan Mendelsohn        LEVINE IAN GEOFFREY
  7. SAX@ARENA(MITOMI TOKOTO ~ Limited remix.)/DAISHI DANCE×SHINJI TAKEDA    D.D.
  8. THAT IBIZA TRACK(DAISHI DANCE ~ Limited remix.)/MITOMI TOKOTO    MITOMI TOKOTO
  9. GALAXY    D.D.
  10. I BELIEVE2011 feat.KAT    D.D.
  11. THIS MOMENT(Limited Express remix.)/Nic Chagall feat. Jonathan Mendelsohn (Bonus Track)    TERHOEVEN CLAUS
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2011年は、コレ。オリジナル集では無い、かといってリミックス集でも無い。コラボと言うことになっていますが、聞く側からするとDAISHI節全開の、アゲアゲなアルバムです。11曲のうち、D.D.自身の曲は8曲。
このアルバムを聞いて、DJ用楽曲のつくりって言うのがわかった気がします。太いビートで強引に進行していく楽曲ばかりですが、この人の作るメロディーラインは、日本人の「触れてほしい奥底」をさらっと撫でて行きます。なので、どうしても惹きつけられる。綿密に計算されたアレンジや曲構成が、それを引き立たせています。
アルバムの中では、WILD LINER(3)と PIANO@ARENA(5)は、いかにもクラブで使われそうな曲で、「いくぞいくぞいくぞ~」って感じの、ミエミエのオーディエンス上昇用楽曲です。
SAX@ARENA(MITOMI TOKOTO ~ Limited remix.)(7)は、DONNA SUMMER の I FEEL LOVE のリミックスです(ジョルジオ・モロダーは偉大だなぁ)。
THAT IBIZA TRACK(8)は、タイトルの通り、いかにもIBIZAのHOUSEミュージックみたいな感じです。これは、アルバムのコラボ相手である MITOMI TOKOTO の曲。
ピアノ系を使うことが多いD.D.ですが、その曲作りは、DJ KAWASAKI とたいへんよく似ていると思う時があります。GALAXY(9)なんかは典型ですね。これも、オーディエンス上昇用かな。
I BELIEVE2011(10)は、D.D.自身の曲のセルフリミックスです。ふたつのパワフルな曲の繋ぎに丁度良い感じの、ちょっと落ち着き目の曲。
そして、このアルバムで一番なの が、DON'T LEAVE WITHOUT ME(4)です。もーホントに最高。'11夏の Ageha Longset でもラス前に流された曲でした。初期盤では、ボーナスCDが付いてきたんですが、それにはこの曲の「DRAMATIC ANTHEM」版が入ってます。^^
この曲は、たぶん、去年一番聞いた回数が多いと思います。



FOR A FRIEND / Jimmy Somerville


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1-01 Smalltown boy2-01 Victims
1-02 Why_2-02 For a friend
1-03 Ain't necessarily so2-03 Never can say goodbye
1-04 I feel love2-04 Comment te dire adieu
1-05 Screaming2-05 You make me feel
1-06 Run from love2-06 Read my lips
1-07 Hard rain2-07 Heartbeat
1-08 Don't leave me this way2-08 By your side
1-09 La dolarosa2-09 Safe
1-10 Disenchanted2-10 To love somebody
1-11 So cold the night2-11 Lay down
1-12 You are my world2-12 Dark sky
1-13 Forbidden love2-13 Something to live for
1-14 Breadline Britain2-14 Can't take my eyes off of you
1-15 Tomorrow2-15 Come on
1-16 There's more to love2-16 Could it be love

2-17 Sweet unknown

2-18 People are strange

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Jimmy Somerville は、元 Bronski Beat のリードボーカルで、元 The Communards のヴォーカル担当、現在はソロで活動しているイギリスの「奇跡のファルセットボイス」と言われるアーティストです。知っている人は知っている、オープンリー・ゲイであり、彼の作品には弾圧されるゲイ社会の有様をとつとつと伝えたものが多いんですね。ネガティブな曲が多いのですが、メロディラインが綺麗でダンサブルな曲(それも、130BPMを超える曲)が多く、踊り場でも随分かかったように記憶します。
デビュー当時の Bronski Beat は僕にとって衝撃的でした。それまでの「ゲイ」のイメージって「マッチョ」だったから、ひょろひょろした感じの彼がゲイであることその ものにショックを受けたんです。いや、性的な嗜好は体型によらないだろうことは理屈では分かっていたんですけどね。

このアルバムは、彼のベスト盤と言えるもので、(ほぼ)時系列的に並べられた34曲が2枚組のCDセットとしてリリース(2009年)されています。
正式なタイトルは、「FOR A FRIEND THE BEST OF BRONSKI BEAT THE COMMUNARDS & JIMMY SOMERVILLE」です。
アルバムの構成は、Bronski Beat (1-1~1-7)、The Communards(1-8~2-3)、ソロ(2-4~2-18)となっています。

極端な話、Can't take my eyes off you(2-14)が聞ければそれでよかったんですけど、rip→MP3の後、シャッフルで聞いていたら The Doors の名曲 People are strange(2-18)がカバーされていると気付き、頭からじっくり聞き直してみました。
Bronski Beat 時代のものは、主にファーストアルバムからですね。
Smalltown boy(1-1)、Why(1-2)、Ain't necessary so(1-3)とシングルヒット曲が続きます。そして、Bronski Beat というより、Jimmy Somerville の名を世に知らしめた(と僕は思っている)有名な I feel love(1-4)、へとなだれ込みます。Screaming(1-5)でクールダウン。Run from love(1-6)、Hard rain(1-7)、でフラットに。歌詞が感覚的に理解できれば、もしかしたら深~~い選曲なのかもしれませんね。
The Communards 時代のものは、いきなりメガヒット Don't leave me this way(1-8)からスタートです。良い曲ですね。バラードのようなスタートで、中味は思いっきりダンサブルで。クールダウンの La dolarosa(1-9)、と Disenchanted(1-10)を越えて、So cold the night(1-11)(この曲は割とお気に入り)、You are my world(1-12)、Forbidden love(1-13)が続きます。Breadline Britain(1-14)は、彼の声が持つ独特の雰囲気を生かして退廃的な感覚が取れる曲です。Tomorrow(1-15)、There's more to love(1-16)で一気に明るくなり、1枚目が終わります。
2枚目は、Victims(2-1)、For a friend(2-2)と、おとなしめの曲でスタートして、Never can say goodbye(2-3)で一気に駆け上がります。Jackson 5/Gloria Gaynorの同名曲のカバーですが、名曲ですねぇ。^^ 個人的には、このThe Communards 版が一番好きです。^^ The Communards 時代のものはここまで。
ソロ時代のスタートは、前曲で駆け上がった後のお約束のクールダウンで、Comment te dire adieu(2-4)が入ります。この曲は Françoise Hardy の超有名曲(邦題「さよならを教えて」)のカバーです。この曲、なんかの映画で聞いたような気がするんだけど、なんだったんだろう。^^; 次は、またアゲアゲな You make me feel(2-5)が飛び出します。これも、Sylvester の同名曲のカバーです。どちらかというと、オリジナルの方が好きかな。^^; その後は、Read my lips(2-6)、Heartbeat(2-7)と、段階的にクールダウン。Safe(2-9)では、House的なビートが初めて登場します。時代の変化かなぁと思っていたら、To love somebody(2-10)がレゲエ調で入ってきました。この曲は映画「小さな恋のメロディ」の挿入曲で、BeeGees初期の名曲です。ちょっとびっくりしましたね。^^; Lay down(2-11)、Dark sky(2-12)、とふつーな曲が続き、Something to live for(2-13)が入ります。そんなにダンサブルでは無いんですけど、気に入った一曲です。そして、流れは一気にトップスピードへ、Frankie Valli/Boy's town gang の名曲のカバー、Can't take my eyes off you(2-14)。元の曲が良いし、アレンジもいいし、なかなか良い曲です。まぁ、この曲のカバーは世の中に大量にあるんですけどね。Frankie Valli がポピュラーソングとしてスタートさせて、Boy's town gang がディスコに持ち込んで、現実的に2つのカバーの流れがあるように感じます。長かったショウはここで終わりって感じで、Come on(2-15)、Could it be love(2-16)、Sweet unknown(2-17)と続きます。アルバムとしては、これで終わりのような気がするんですけど、ホントの最後に People are strange(2-18)が入って、ちょっとおどけた憂鬱さを残して終わります。The Doors の名曲です。

要するに、ゲイ・ディスコのアンセム・カバー集ともいえるんじゃないでしょうか。(ゲイ・ディスコ未体験ですけど)

2011年の10枚とBankiero的音楽事情 その1


2011年は、DAISHI DANCE のニューアルバム → 初Ageha → 初DJ の流れでした。
一昨年までに強くなっていた、Newage/Ambient主体の流れからHouse/Technoへのシフトがさらに強くなった年でした。

現時点で、Newage系は危機に瀕しています。

とりあえず、Tim Story と Secret Garden にはがんばってほしいです。

それはそれとして、震災の直後に完成して公開された、Enigma の MMX - The Social Song や、Maia Hirasawa の The Boom! の登場など、面白い物も随分とありました。
Enigma / MMX - The Social Song

 Maia Hirasawa の The Boom!


2011年は、わが愛しの Kate Bush が「1年の間に2枚もアルバムをリリース」という、かつてない快挙に驚きました。
かーーっ、やっぱ、ケイトはいいなぁ。(TOT)
さらに、The Cars の再結成(原則、再結成モノは好きじゃないんですけどね)、Stevie Nicks のニューアルバムのリリースなどが続きます。

僕は、聞きたい曲が手元に無いのが嫌です。聞きたいと思ったら、すぐに聞ける環境が理想です。
ディスコやクラブで踊っていても、「あ、この曲良いな」と思うと、何とかして曲の情報を入手して、そのCDを入手します。
(この動きは、Androidアプリ Shazam の登場で一気に加速します)
去年は、他のいろいろな音楽を聞きながら、コンピじゃないダンクラのCDの入手も並行してやってました。

そして、DAISHI DANCE のニューアルバムがリリースされ、その流れで 8月に 新木場 Ageha の Longset に参加します。
その時の、DAISHI DANCE の力強さやカリスマ性に魅了され、とうとう「自分でもDJをやってみたい」という考えに至ります。

それから、数ヵ月後、数々の人々の助言や助力により、「最初で最後のDJ」は実現します。
これまで「聞くだけ」だったポジションが、今、少しずつ変化してきているように思います。

今は無理だけど、DJ、またやりたいです。^^

この後から、何回かに分けて、2011年に聞いて体に残った10枚(+2)を出していきます。

  1. Party Line / DAISHI DANCE & MITOMI TOKOTO project. Limited Express
  2. FOR A FRIEND / Jimmy Somerville
  3. CALLING / あらかじめきめられた恋人たちへ
  4. 50 WORDS FOR SNOW / Kate Bush
  5. WEEKEND WARRIOR / 80kidz
  6. LOVE? / Jennifer Lopez
  7. Mellowdies for Memories...Essential Songs of Calm / Calm
  8. UP / System7
  9. SCHLUNGS / Mungolian Jetset
  10. 1969 / pink martini & saori yuki
  11. COMA CAT / TENSNAKE
  12. TO BE OR NOT TO BE / Mel Brooks