Zorg Wide Door

2012年11月25日日曜日

DELL XPS 12 到着

DELL XPS 12 がやっと到着しました。

機種は、XPS 12 プラチナ。
仕様は、Core i7-3517U / 8GB /256GB SSD。
OSは、Windows 8 PRO に変更。

10月30日の未明にオンラインショップより発注。
DELLのオーダーステータスでは、当初到着予定は11/8。
それが11/6ぐらいに11/16に更新。
11/12ぐらいに、12/7に更新されました。
11/19ぐらいに、到着予定が12/7のままで配送が開始され、11/21に到着。
その時点でのオーダーステータスは、到着予定日に変更はありませんでした。
ただ、発送日は11/20になっていました。



セットアップ等を行って、今週から試運転です。

ここで使用感というより、ちょっと注意点を。

まず、本製品には、日本製のPCを購入すると当たり前についているユーザーガイドのようなモノがありません。そのため、インターフェイスであるとか、スイッチ類の詳細な使い方は、どこにも書いていません。オンラインマニュアルの類もありません。(2012.11.25 現在)
※クイックスタートマニュアルは同梱されています。
その他、英語版のオーナーズマニュアルが、ここ(米国DELLオフィシャル)に転がっていますが、これはシステムの使い方などは、一切記載されていません。

DVD等でリカバリーディスクを作る場合、4.7GBのDVDが2枚必要となります。インストールされているツールを使用して リカバリーディスクが作れますが、そのユーティリティを使う上で、「どの程度の容量を持つメディアが必要か」といった情報は、一切提供されません。

256GBのSSDは、工場出荷時には6つのパーティションが切られていますが、実際に使用できるのは、ひとつだけです。それが巨大なCドライブとなっています。(私は3つに分けました)


トラックパッド上でのジェスチャー動作に関するドキュメントも一切入っていませんので、ジェスチャー動作によるトラックパッドコントロールが初めての方は、とりあえず、ここを参考にしてください。(私は、まさしく「そういった」人間でした)




XPS 12 の最大の特徴である「回転するディスプレイ」は、こんな感じで動きます。
ロック位置からディスプレイを動かすと、キーボードは使えなくなります。


タブレットにすると、こんな感じです。
画面は、ディスプレイの物理的な方向によって、ローテートします。 ちょっと反応が遅い感じ。
本体左側面奥に、ディスプレイ回転時の表示のローテートを制御するスイッチがあります。
スイッチを押すと、画面に「自動回転オン/オフ」と表示されます。
このスイッチは、本体が起動していないと何も機能しません。

キーボードのキートップは、15ミリ角でキーピッチは18ミリくらい。ちょっと大きめ。さすがアメリカ人向け。

キーボードバックライトは、ものすごく便利です。

Core i7 を選んだためか、動作にストレスはほとんど感じられません。
最近のベンチマークのスタンダードがどのソフトなのかわからないので、とりあえず CrystalMark 2004R3 の結果は、こんな感じ。


約1.5Kという重量は、ちょっと重いかなと思いますね。
取り扱いには、少々慎重にならざるを得ません。

これまでのノートPCとは異なる、スレート・ラップトップコンバーチブル機なので、ドキュメントの整備が行われることを願ってやみません。

とりあえず、今日はこんなところで。

2012年8月30日木曜日

Windows 8 用 Tabletノート合体(変形)ラップトップPC (随時気分で更新)

Windows 8 を待ち望んでいます。特に、キーボード付きTablet を。
もちろん、コンバーチブルでも全然OKです。
なので、備忘録として、この記事を更新していきます。
IFA2012にあわせていっぱい出てきました。
日本人としては、富士通、NEC、レノボ(2月に発表済み?)待ちですね。 (8/31)

XPS Duo 12 /DELL
Core i7
10/1920x1080/?GB/?GB/?K
Engadget Japanese


U925t / TOSHIBA
Core i5
12.5/1366×768/?GB/128GB/?K
Engadget

ENVY X2 / HP
Atom "Clover Trail"
11.6/1366x768/2GB/64GB/1.4K
Engadget Japanese

ATIV Smart PC / SAMSUNG
Atom "Clover Trail"
11.6/1366x768/2GB/128GB/?K
Engadget Japanese

ATIV Smart PC Pro / SAMSUNG
Core i5
11.6/1920x1080/4GB/256GB/?K
Engadget Japanese

VAIO Duo 11 / SONY
Core i3-3517U / i5-3317U / i7-3217U
11.6/1920x1080/4GB(8GB)/128GB(256GB)/1.3K
Engadget Japanese

Vivo Tab / ASUS
Atom "Clover Trail"
11.6/1366x768/2GB/64GB/0.675K(+KB)
Engadget Japanese

2012年7月10日火曜日

日本風景写真協会 千葉支部 第9回写真展

自分の所属する会(日本風景写真協会・千葉支部)の写真展があります。

自分も2作品ほど出しています。

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日本風景写真協会千葉支部 写真展 開催概要

【開催日】

2012年7月30日(月)~8月5日(日)

【開催時間】

7月30日(月)           13:00-18:00

7月31日(水)~8月4日(土)   10:00-18:00

8月5日(日)           10:00-16:00

※私は4日および5日に、全日会場にいます。

【開催場所】

千葉県船橋市 船橋市民ギャラリー

(JR総武線 船橋駅 もしくは 京成線 船橋駅)

http://www.f-bunspo.or.jp/gallery/map/index.html

千葉県船橋市本町2丁目1番1号 船橋スクエア21ビル3階

Google Map

より大きな地図で 千葉県船橋市 船橋市民ギャラリー を表示

【出展数】

千葉県内・千葉県外 合わせて 約70点

【料金】

無料

【参加者】

日本風景写真協会千葉支部所属のアマチュアカメラマン。

2012年6月22日金曜日

妄想記 ~3年後のIT~ (2012.06.22)

先日、社内で「3年後のWebはどうなっているか」という話になりました。
それに関し、なんとなく書きつづったのが、この文章です。
自分用の記憶用として、残そうと思います。

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現代から未来への道筋は、ひとつではありません。しかし、結果的に「世間様」がひとつの方向性を選択することは事実です。

私は、ハリ・セルダンの「心理歴史学」という学問の信奉者です。とはいっても、この「心理歴史学」という学問は、大学などで専門に研究されているものではなく、架空の学問です。ハリ・セルダン自身も架空の存在です。

端的に言えば、「人々を個ではなく集団として扱うことによって、これから起きるであろうことを予測する」といったもの。

もちろん、それを信奉しているからと言って、それが使えるわけではありませんが。

さて、3年後の未来ですが、2012年後半のWindows 8のリリースとその成否によって、未来は大きくその姿を変えると思います。

Windows 8がリリースされ安定していくと、企業はやっとWindows XPからの移行を進めてゆくでしょう。

デスクトップPCやノートPCで動くソフトが、携帯電話やタブレットでも動くとなれば、それまでの企業資産を最小限度の出費で更新できると考えると思います。(実際にできるかどうかは別として)

タブレットや携帯電話はWindows Phone 8で、企業内で使用するPCは、シンクライアントかWindows 7(もしくはタブレット型のWindows 8)ということになり、各デバイスが一元化されることにより、セキュリティの一括管理が可能になるでしょう。

段階を踏んでですが、企業内では職務中の私用端末の使用を制限(禁止)し、会社支給の端末を使わせてゆくことになると思います。(現在でもセキュリティーポリシーを厳密に運用する企業では行われています)
もちろん、アクセス記録や通信通話ログはモニターされます。(そういったログの解析フィルタエンジンなどが開発されたら売れそうですね)。
会社側としては「私用で使用しても構わない」旨の通達を出すでしょう。
そしてログ解析から、業務外で使用した通話料金やパケット料金などは「給与天引き」とかになるんでしょうね。

このことにより、個人用モバイル端末が、一般的に私用と公用で明確に使い分けられるようになれば、通常のビジネスユースはゆっくりとしかし確実に変化していくと思います。

こういった形で、公私の明確な線引きがシステムによって引かれることによって、ソーシャルメディアの動きも大きく変わっていくと思います。

TwitterやFacebookなどの「リアル延長線上」SNSは、「公」の立場向けとして今後も少しずつ発展していくでしょう。(匿名性が持てるTwitterはどういうポジションになるかわかりませんが)
しかし、それとは別に「私」の立場向けとして、中・小規模の複数の匿名系SNSが発生(今でもかなりの数があります)し、ある程度の規模を維持しつつ、生まれてくる(正確には生まれては消えを繰り返す)と思います。

これまで、いろいろな人と会ってきまして、携帯なりスマホなりを「2台持ち」している人は随分と見ましたが、3台持ちはあまり見ませんでした。

一般の人々も携帯端末は2台までは問題無く携行できると考えられます。前述のようなSNSの変化が起これば、公用に1台、私用に1台は当たり前になるかもしれません。

そのとき、公用が「Windows系」となる可能性は高く、ビジネスバックボーンの無いAndroidは、好きもの向けへと変化していくと思います。
前述のとおり、MSが「公私ともに」使えるシステムをリリースしてもおかしくありません。

ちなみに、Microsoftがどんなにがんばろうと、Appleの市場はここ3年程度では手中にすることはできないでしょう。
AppleはMicrosoftあってのAppleであるし、その逆もまたしかりです。
よっぽどひどい製品をリリースしない限り、S・ジョブス亡き後のAppleであっても、それらを愛するユーザは比較的不動だと思います。なんだかんだ言っても、この2社は、双方が存在するから存在していられるのだと思います。

MS製品やApple製品は、それ単体だけではなく、いろいろな付加価値を生み出す市場や流れが既にできています。
そのため、市場の拡大はかなりのスピードになると思います。
Androidは、MSのモバイルへの「本気」を受けて、インフォメーション端末やインターフェイスを必要とする機器制御用OSへと形を変えていくと思います。

MS系とAndroid系。先行して世界中で売りまくっているAndroid系がMS系に負けることがあるんでしょうか。
重要なのは、MS系の市場の持つ潜在的な開発力です。具体的に言うと、プログラムを書ける人の数のケタが違います。
過去のリソースを全てではないにしても利用できる点は、Unix/Linux系を主としたAndroid系に太刀打ちはできません。それは、Linuxがどう頑張っても、Windowsの代わりになれなかった過去が物語っています。

私自身も、Androidには夢を見てきました。Linuxに夢を見たように。
所詮、80年代からパソコンとかにかかわっていると、フリーな世界への憧れというか暗黙の回帰願望のようなものがあります。
けれど、Androidの良さは良さとしてありながら、やはり問題も多かったような気がします。
一番の問題点は、良くも悪くも、その目標をiPhoneに定めたことだったのかもしれません。数としてはiPhoneを抜いたかに見えるAndroidですが、今でも常にiPhoneの背中を追いかけている感じがします。Androidそのものにリアルタイム性がないため、OSとしての機能の強化は、ハードウエアの処理速度に依存します。そのため、既出のハードウエアは、容赦なく置き去りにされている気がします。
形としては、最新のバージョンにアップグレードさせるサービスが当たり前に存在していますが、その最新のOSやアプリが期待するハードウエアスペックには、遠く及びません。あまりに未完成でスタートしたために、改良や修正の余地が大きく、短期間でかなりの数のバージョンアップが行われました。
アプリケーションは、常に最新のハードウエアを追いかけ、バージョンアップを物凄いスピードで行います。1年前に発売された機種が、既に悲鳴を上げている事実がここにあります。
本来ならば戦えた、ビジネスユースという戦場を後回しにして、知名度を優先し、コンシューマに向けた動きに注力した結果ということだと思います。


転じて、ハードウエアテクノロジーに関しては、パソコンが普及しだしたころより基本的に変わっていない、マウスとキーボードという組み合わせが、変化を見せ始めると思います。
キーボードの形は大きく変わることは無いでしょうが、ポインティングデバイスの選択肢は増えると思います。
特にタッチパネルは、社用の端末から家庭用の器材まで、広く広がっていくと思います。テレビや家電製品は、リモコンからから解放される可能性もあります。
これは、単なる技術革新が理由ではなく、先進国で一般的に抱える高齢化に対応するための変化と考えてもよいと思います。
Kinectが世に出る以前から、人の動作をトレースして符号化するモーションキャプチャの技術は、たくさんの研究機関で徹底的に研究され、大量のデータが蓄積されてきました。
これを利用することによって、Kinectのようなボディジェスチャをインターフェイスとするシステムは、一般化していくと思います。
(余談ですが、私はリープモーション http://www.leapmotion.com/ とエミュレイター http://www.smithsonmartin.com/ というインターフェイスに先行投資してしまいました)

Webそのものは、3年経って新たな展開を見せるとは、あまり思っていません。
いまだにWEB2.0未満のコンテンツがほとんどを占めている現状ですから。
しかし、上記のような携帯端末に関する変化の波が起き、IT環境が変わり、インターフェイスが変わることによって、真の意味で実用的なサイト作りを求められる可能性があります。
現在のHTML5は何度か拡張され、機種やブラウザによる違いは広がっていくと考えられます。

話は変わりますが、3年後あたりの変化のひとつとして、「教科書電子化」の流れがあります。(文科省・経産省・総務省)
最終的にどうなるかは、わかりませんけど。
早ければ2015年にスタートし、遅くとも2020年には文科省管轄の全学校(義務教育+高校)で運用が開始される予定です。
これは、派生する副教材の電子化(再利用化)を促しますので、ある程度の企業は「教育向けコンテンツ」の掲載が開始されるかもしれません。たとえば鉄鋼会社のサイトに社会の授業で使える資料や動画を掲載し、パブリックに使用できるようにするといった形です。「会社情報」「製品情報」「顧客サポート」「IR情報」「CSR」に続く新しい「サイトを評価する上での必須カテゴリ」となるかもしれません。これは、確実に新しいコンテンツ市場となります。
一番の市場は、「大学の教科書の電子化」(特に人文系)だと思っているのですけれど。
(比較的裕福な人々が定年後リタイヤ→大学に復学したり教養講座へ参加→人文系の教科書は大変重く厚いものが多い→電子化して先進性と可搬性をアピール→ITリテラシのある人々は物理的な教科書にあまりこだわらない→需要大:障壁はその本を執筆する先生方のデジタルへの恐怖心)

これまでのことから、「3年後」はいろいろと変わっているでしょう。しかし、生活そのものは「変わり始め」といったところじゃないでしょうか。
Webは、実生活を営むための、本当の意味でのクロスメディアの一角を担わされることになると思います。
その分、目的や指向が明確になり、制作会社としては生産力が問われることになるかもしれません。

これまでにあげたもの以外でも、NFCなどによる少額決済システムの拡大(Felicaの上位互換)や、各種情報を集約して管理する携帯端末のID化が進んでいくことと思われ、それに伴って、詳細説明を行うためのメディアとしてのWebの役割は広がると思います。

これまで以上にデジタル化が推進され、アナログであることがデジタルと共存することで真価を発揮し出すのではないかと思います。(そうなってくれるといいな)

2012年1月30日月曜日

2011年の10枚 その5 Mungolian Jetset、由紀さおり

SCHLUNGS / Mungolian Jetset

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  1. 2011 A Space Woody
  2. Moon Jocks n Prog Rocks
  3. Shelton's On A Bender
  4. Bella Lanay
  5. Ties n Downs
  6. We Are The Shining
  7. Moonstruck
  8. Smoke n Mirrors
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さぁ、来ました。Mungolian Jetset です。
CalmのDJプレイを聞きに行った際、「あ、これいいな」と思って、Shazamで取り込んでアルバムを確認。Youtubeで再確認して入手しました。
最初は「アナログ盤しかないんじゃないだろうか」と泣きが入りそうになったのですが、リリースされたのが10月だったためか、最後の一枚が TOWER RECORD 渋谷 でσ(^_^)を待っていてくれました。
Mungolian Jetset とは、ノルウェーの著名DJである DJ Strangefruit と スタジオエンジニア Knut Saevik のユニットで、国としてのモンゴル(Mongol)とは何の関係も無い(ようです)。
2009年ごろから活動を始め、日本にも何度か来ているらしいですね。DJアーティストの常として、CDのようなメディアを作ってリリースすることが少なく、今回手に入れられたのは、ホントにラッキーです。

モノとしてはハウステクノなんですけど、ベースラインが70'sや80'sのダンクラにあるのは明白で、クラブじゃなくてディスコでかかっていても不思議はない感じですね。

アルバムは、2011 A Space Woody(1)で始まります。2001年宇宙の旅をイメージする洒落みたいな曲です。Shelton's On A Bender(3)は、いろいろな音が入り混じり、「これ1曲なの?」と聞きたくなるような曲で、あまり好きになれません。それが Bella Lanay(4)になると、急にポップな曲になります。まぁ、嫌いじゃないかな。一番良いのは、Moon Jocks n Prog Rocks(2)で、CalmのDJワークでσ(^_^)を捕まえた曲です。ノリが良くて、メロディーラインが綺麗で、いろんな音が入ってて、ビートが太い。σ(^_^)が捕まる要素をすべて持っている曲です。^^



1969 / pink martini & saori yuki

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  1. Yuuzuki [Evening Moon]
  2. Mayonaka No Bossa Nova [Midnight Bossa Nova]
  3. Du Soleil Plein les Yeux [Eyes Full of Sun]
  4. Puff, the Magic Dragon
  5. Ii Janaino Shiawase Naraba [It's Okay If I'm Happy]
  6. Blue Light Yokohama
  7. Yoake No Scat [Melody for a New Dawn]
  8. Mas Que Nada
  9. Is That All There Is?
  10. Watashi Mo Anata to Naite Ii? [Consolation]
  11. Wasuretainoni [I Want to Forget You, But...]
  12. Kismets No Ashioto [Footsteps of the Seasons]
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一報を聞いた時は、さすがに驚きましたね。^^
実際に聞いてみるとわかりますが、由紀さおりさん、衰えてません。すごいです。
Pink Martini は、米国の有名なジャズオーケストラです。
彼らが、アルバム Hey Eugene! の制作時に由紀さおりの タ・ヤ・タン をカバーしたのがきっかけで、彼らの2010年のクリスマスアルバム Joy to the World に、由紀さおり自身がゲストボーカルとして参加します。
そのアルバムが売れ、由紀さおりの海外における評価が一気に高まり、2011年10月に由紀さおり自身のアルバムとして 1969 がリリースされました。当初国内ではほとんど話題にはならなかったのですが、11月以降、海外でリリースされると一気にブレークします。11月1日にiTunesで販売が開始されると、11月4日にはiTunesジャズチャートで1位を獲得しました。その情報が国内に流れ、国内でも急に売れ出したようですね。それまで、およそセットで文章が書かれることなど考えられなかったであろう、「由紀さおり」と「iTunes」の単語が当たり前のように合体します。すごいですねーー。^^
んで、やっぱり「夜明けのスキャット」でしょう。
「スキャット」という歌唱法は、それ単独で知られることはあまりありません。しかし、我々世代では、宇宙戦艦ヤマトのテーマ、Scatman John の Scatman's world 、そして由紀さおりの「夜明けのスキャット」として、適度に知名度があるかもしれません。
TOWER RECORD 渋谷 では、国内盤、米国盤、欧州盤の3種類が発売されていました。それぞれ入っている曲は同じですが、順番が違うようです。(アルバム 1969 リリースに関わる現在までの経緯は、日経トレンディネットの記事 http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20111209/1038933/?ST=life&P=1 に詳しく掲載されています。)

2012年1月26日木曜日

2011年の10枚 その4 JENNIFER LOPEZ、CALM、SYSTEM7

LOVE? / JENNIFER LOPEZ

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  1. On The Floor feat. Pitbull
  2. Good Hit
  3. I'm Into You feat. Lil Wayne
  4. (What Is) LOVE?
  5. Run The World
  6. Papi
  7. Until It Beats No More
  8. One Love
  9. Invading My Mind
  10. Villain
  11. Starting Over
  12. Hypnotico (Bonus Track) 
  13. Everybody's girl
  14. Charge me up
  15. Take care
  16. On the floor (Ven a bailar) (feat. Pitbull)
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去年入手したアルバムで、世間様で一番売れたアルバムはコレか、Lady Gaga の Born This Way でしょう。(あ、いや、もう一枚あるかも。)耳で捕まって、PVでつかまってというお決まりのパターンです。
アルバム全体としては、最近の流行りの曲の「味」がてんこ盛りと言った感じ。
悪く言うと節操無く取り込んでみましたってところかな。

彼女のPVはちょっとしたストーリー性があって、いつも楽しめます。^^
特に Papi (6) のPVは面白かった。On The Floor(1) ほどキャッチーな曲じゃないんだけど、金かかってるよねー。^^; 本来は、彼女をアピールするための映像なはずなんだけど、周囲の名もなき登場人物たちの個性がありすぎて、大変面白い。^^ そして、なぜ皆、タックル。^^;
最近は昔ほどPVをチェックしてないからなんともいえないけど、ある程度の人数で踊るPVって、源流は Michael Jackson の Thriller なんだろうなぁ・・・とか思ってしまいますね。

比較的気に入ったのは、Invading my mind(9)、Starting over(11)と、まるで、Lady Gaga の Judas のような曲調の Change me up(14)、PVが秀逸なPapi (6)そしてRAMBADAネタの On the floor(1)ですかね。
渋谷の Manhattan Record ではアナログ盤がまだまだ絶賛販売中でした。(ポップには「この夏絶対に押えなきゃ」とか、まだ張ってあった)
もちろん、捕まったのは On the floor です。


Mellowdies for Memories...Essential Songs of Calm / calm
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  1. Feel My Heart (Full Ver.)
  2. Dubbing For The Nature #2
  3. Donde Sal El Sol
  4. Light Years "live"
  5. White Breath
  6. Music is Ours (Saxmental Version)
  7. Pharah (The Sun)
  8. Noon At The Moon
  9. Authentic Love Song
  10. Sunday Sun (Live)
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はい、Calmです。
バレアリック・ミュージックの国内トップランナーです。もともとはDJさんですが、オリジナルアルバムも多数発表しています。
Calmの名前を聞いたことがある人はホントに少ないと思うんですけど、J-Waveとか聞いていると、ジングルとかBGMとして良くつかわれています。あと、テレビ東京やNHKのドキュメンタリーのBGMとしても聞くことがあります。
去年は、2回ほど彼のプレイを聞きに行きました。一度はこのアルバムのリリースパーティで、彼のオリジナルナンバーのみ。
もう一度は、彼がDJとして回すハコに行ってきました。アナログレコードオンリーの見事なDJに驚嘆して帰ってきました。

このアルバムは、彼のベスト盤のような感じです。「感じ」としたのは、彼がオリジナルを流す時に一番オーディエンスが盛り上がる Shinning of life が入っていないからなんです。一昨年で解散した、CALM MOONAGE ELECTRIC QUARTET としての楽曲が多めかな。
全体的に、インストオンリー(Authentic Love Songには入ります)で、静かに流れるような曲もあれば、かなりマッシブな曲もあります。静かで流れるような旋律で構成されたテクノって感じ。最近の日本の著名DJさんに共通してきた、「Jazzっぽく」をあらわにした曲が多めです。
相変わらず、アルバムとして聴いていると曲の切れ目がわかりづらいのが難点ですが。^^;
全部、良い曲です。
ベスト盤(ぽい)ですから。
そのぶん、突出したものが無いというのはちょっと悲しいですけど。Light Years(4)、Sunday Sun(10)がものすごくいいです。特に Sunday Sun はオリジナルからヴォーカルを抜いた Flutemental バージョンのライブ版なのですごく良いです。^^ 今年はちょくちょく行きたいと思ってます。
今月か来月には、KeeFree名義のニューアルバムが出るようで、楽しみです。^^


up / System7

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  1. PositiveNoise
  2. Funky Gong
  3. Berimbau
  4. The Mind Boggles
  5. At Last
  6. E-Fusion
  7. Dolphin Smack (System 7 remix)
  8. I Seem To Be a Verb
  9. Plasmatic Park
  10. Chiringuito (UP remix) 
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System7は、1991年にデビューしたイギリスのテクノバンドです。
バンド名の由来にはいろいろまことしやかな理由があるようですが、MacintoshのOSがそれ迄から刷新されたのが1991年であり、その呼び名が「System7」であったことを、σ(^_^)は忘れません。^^
当時の同僚が大好きで、σ(^_^)自身はその数年後から彼らのリリースを追いかけています。(そういえば、Fortran 5 ってどこいっちゃったんだろう)

このアルバムは、リリースの時期が6月と言うこともあり、アルバムの帯に「日本を元気にする」みたいなコピーが踊っていたように記憶します。
最初の曲、PositiveNoise(1)が、その感じを出しています。「のぼる~のぼる~のぼるぅ~~~」みたいな底から来る高揚感みたいなものを味わえる気がします。At Last(5)とか Dolphin Smack (System 7 Remix)(7)なんかは、良い感じのハウステクノですね。 他は、わりとふつーのテクノです。

2012年1月14日土曜日

2011年の10枚 その3 あかじめきめられた恋人たちへ、KATE BUSH、80Kidz

calling / あかじめきめられた恋人たちへ 


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  1. Back
  2. ラセン
  3. Nothing
  4. ワカル
  5. Shadow
  6. Fire Glove
  7. Out
  8. Start
  9. not
  10. Calling
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毎年のことなのですが、年に2~3枚、雷で撃たれたように最近の若い人向けのアルバムを入手してしまいます。これが、その一枚。(去年のもう一枚は西野カナ)
TOWER RECORD 渋谷店の試聴機で聞いたのがきっかけです。

「あらかじめ決められた恋人たちへ」というのがバンド名。
「あら恋」と略して呼ばれているようですね。インストがメインで、曲のリードをピアニカ(鍵盤ハーモニカ)が取っている、面白いエレクトロニカDUBバンドです。
僕が知ったのは去年のこのアルバム Calling ですが、バンドとしては1997年から活動していたらしいですね。
あまり世間にPRされないのか、単に僕が世間知らずなのか。まぁ、後者であるとは思いますが。

なんといっても、ラセン(2)が最高です。低い音メインの導入部が長く続き、聞く者の気持ちを徐々に上げて行き、今まさに頂上に達しようという時にピアニカが入ります。う~ん、かっこいい。(^O^) この曲で捕まったのは言うまでもありません。
ピアニカの朴訥とした音の側面をつかったゆったりした ワカル(4)、レゲエ調の Start(8)あたりがお勧めですね。
これからどういう感じで変わっていくのか、なかなか楽しみなバンドです。
(追っかけ切れるかなー?)


50 words snow / kate bush


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  1. SNOWFLAKE (スノーフレイク)
  2. LAKE TAHOE (タホ湖)
  3. MISTY (ミスティ)
  4. WILD MAN (ワイルド・マン)
  5. SNOWED IN AT WHEELER STREET (ウィーラー街で雪に閉じ込められて)
  6. 50 WORDS FOR SNOW (雪のための50の言葉)
  7. AMONG ANGELS (天使にかこまれて)
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このアルバムに関しては、日記に書いていますので、その時の日記をご覧ください。



WEEKEND WARRIOR / 80KIDZ    05        Weekend Warrior

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  1. Nautilus
  2. Voice (Rework)
  3. Red Star
  4. Prisma
  5. Flow With It
  6. I Wish
  7. Agenda
  8. Czerny 13
  9. Weak Point
  10. Private Beats
  11. Spectacle
  12. When You See
  13. Two Pockets
  14. Faded Pink
  15. Weekend Warrior
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今年も来ましたっていう感じの、80kidz です。
ハウステクノです。
アルバム自体は2010年に出ていたんですけど、気がつかず去年に入って入手しました。
アルバム筆頭の Nautilus(1) でがつっと入るのは、これまでのアルバムと同様です。
その後は、比較的おとなしめというか、ハウステクノの当たり前の感じに仕上がっています。Private Beats(10)から少しずつ上がって行って、When You See(13)でミニマルっぽくなっています。それが Two Pockts(14) で立ちあがりを見せ、このアルバムのタイトルソングである、Weekend Warrior(14)になだれ込むと言った感じです。
アルバムの中では Weekend Warrior が最高ですね。「元気!元気!元気!」フィーリング全開の感じです。
もちろん、ヘビロテでした。

2012年1月12日木曜日

Android携帯の着信をPCで Android Notifier

家電商品は、個々にどんどんと便利に高機能になっていくのに、なぜ連動してくれないんでしょうかね。

現在、家事などを行う際、音楽を聞きながらやっています。

母艦となるPC上でWinAMPを動作させ、音楽を再生。

再生された音楽は、TDKのワイヤレスヘッドフォンTH-WR700に流され、ケーブルレスで快適にやってます。
操作は、TOSHIBA REGZA TABRET AT-300 に aWARemote をインストールして、離れた所から行っています。

これはこれで便利なのですが、困ったことがあります。

たとえば、来客時の呼び鈴であるとか、家にある固定電話、そして携帯電話への着信が、全く分からなくなります。

携帯電話に関しては、ポケットに入れておくという方法があります。
固定電話も子機を視界の範囲に常に置くようにすればいいかもしれません。

しかし、これはあまりに不便でスマートではありません。

固定電話や呼び鈴などは、ハードウエア的に独立してしまって、かつインターフェイスなど用意されていないので、今すぐどうこうはできません。
しかし、少なくとも携帯は何とかなるんじゃないかと考えて探してみました。

ありましたー。

その名は、Android Notifier。

出来ることは、

  1. 着信の通知
  2. SMS受信の通知
  3. MMS受信の通知
  4. バッテリー状態の通知
  5. ボイスメール受信の通知
  6. Pingの受信の通知
  7. サードパーティアプリの通知

です。

Android携帯に着信があると、PC上にメッセージを表示してくれます。メッセージだけでなく、外部プログラムの起動も可能です。

現在僕が使っているAndroid携帯は、AUのIS04です。
上記の機能と照らし合わせると、

  1. 着信の通知は可能
  2. SMS受信の通知は使用できる(Cメールの受信が該当します)
  3. MMS受信の通知は使用できない(AUの場合、標準で搭載されているメールソフト(EZWebメール)がMMSに対応していないので、MMSの受信としては使えません。)
  4. バッテリー状態の通知は、正しく行われるようです。(IS04上に表示される、満充電と残量警告が表示される模様)
  5. ボイスメール受信の通知は、Skypeを使っていないので、わかりません。
  6. Pingの受信の通知は、もちろん使用できます。これが使用できないと何もできません。
  7. サードパーティアプリの通知は、該当するようなサードパーティアプリをインストールしていないので、わかりません。

と、こんな感じでした。

通信に関しては、Wi-fi、Bluetooth、USB接続で行えます。

インストール手順です。

インストールは、母艦となるPCとAndroid携帯に、それぞれ行います。

  1. PCに「Android notifier」をインストールします。ココからOSに合ったプログラムをインストールします。対応するOSは、Windows、Mac、Linuxです。32bit版Windowsだと、MultiDroidNotifier-0.5.1-x86.exe ですね。(2012/1/12 現在)
  2. Windows ファイアウォールのポートを許可します。ポート10600の着信UDPパケットを許可する設定にします。
  3. Andoroid携帯に「Remote Notifier for Android」をインストールします。Androidマーケットで検索するとすぐに出てきます。インストールが終了したら起動させます。起動すると、設定画面が表示されますので、それぞれを確認します。「Miscelaneous→Send test notification」を押すと、PCに対してPingが打たれます。これで、PC上にメッセージが表示されれば接続確認は完了です。
  4. PC側を設定します。「Android Notifier Perfect」を開き、「General Option→Start at login」にチェックされている事を確認して、「Notification Actions」を設定します。Ring(着信)、SMS、MMS、Battry、Voicemail、Ping、Third-party それぞれに個別のアクションを設定することが出来ます。

WAVファイル化したメッセージを流すこともできるのですが、なんだかそれでは面白くないので、コマンドラインから操作できる文章読み上げソフト、YomiTalk を使ってみることにしました。

これによって、電話が着信すると、「電話電話電話」と音が割り込み、Cメールが届くと「SMS、SMS、SMS」と連呼します。

なかなか面白いですねぇ。^^

2012年1月11日水曜日

2011年の10枚 その2 DAISHI DANCE と Jimmy Somerville

それでは、ここからは、2011年の10枚です。

Party Line / DAISHI DANCE & MITOMI TOKOTO project. Limited Express

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  1. NEW STATION -- intro    D.D.
  2. BACK TO FIND YOU(BIG ARENA MIX) feat.Tamara Keenan    D.D.
  3. WIND LINER    D.D.
  4. DON’T LEAVE WITHOUT ME feat. Sarah Howells    D.D.
  5. PIANO@ARENA    D.D.
  6. COME AND RESCUE ME feat. Jonathan Mendelsohn        LEVINE IAN GEOFFREY
  7. SAX@ARENA(MITOMI TOKOTO ~ Limited remix.)/DAISHI DANCE×SHINJI TAKEDA    D.D.
  8. THAT IBIZA TRACK(DAISHI DANCE ~ Limited remix.)/MITOMI TOKOTO    MITOMI TOKOTO
  9. GALAXY    D.D.
  10. I BELIEVE2011 feat.KAT    D.D.
  11. THIS MOMENT(Limited Express remix.)/Nic Chagall feat. Jonathan Mendelsohn (Bonus Track)    TERHOEVEN CLAUS
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2011年は、コレ。オリジナル集では無い、かといってリミックス集でも無い。コラボと言うことになっていますが、聞く側からするとDAISHI節全開の、アゲアゲなアルバムです。11曲のうち、D.D.自身の曲は8曲。
このアルバムを聞いて、DJ用楽曲のつくりって言うのがわかった気がします。太いビートで強引に進行していく楽曲ばかりですが、この人の作るメロディーラインは、日本人の「触れてほしい奥底」をさらっと撫でて行きます。なので、どうしても惹きつけられる。綿密に計算されたアレンジや曲構成が、それを引き立たせています。
アルバムの中では、WILD LINER(3)と PIANO@ARENA(5)は、いかにもクラブで使われそうな曲で、「いくぞいくぞいくぞ~」って感じの、ミエミエのオーディエンス上昇用楽曲です。
SAX@ARENA(MITOMI TOKOTO ~ Limited remix.)(7)は、DONNA SUMMER の I FEEL LOVE のリミックスです(ジョルジオ・モロダーは偉大だなぁ)。
THAT IBIZA TRACK(8)は、タイトルの通り、いかにもIBIZAのHOUSEミュージックみたいな感じです。これは、アルバムのコラボ相手である MITOMI TOKOTO の曲。
ピアノ系を使うことが多いD.D.ですが、その曲作りは、DJ KAWASAKI とたいへんよく似ていると思う時があります。GALAXY(9)なんかは典型ですね。これも、オーディエンス上昇用かな。
I BELIEVE2011(10)は、D.D.自身の曲のセルフリミックスです。ふたつのパワフルな曲の繋ぎに丁度良い感じの、ちょっと落ち着き目の曲。
そして、このアルバムで一番なの が、DON'T LEAVE WITHOUT ME(4)です。もーホントに最高。'11夏の Ageha Longset でもラス前に流された曲でした。初期盤では、ボーナスCDが付いてきたんですが、それにはこの曲の「DRAMATIC ANTHEM」版が入ってます。^^
この曲は、たぶん、去年一番聞いた回数が多いと思います。



FOR A FRIEND / Jimmy Somerville


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1-01 Smalltown boy2-01 Victims
1-02 Why_2-02 For a friend
1-03 Ain't necessarily so2-03 Never can say goodbye
1-04 I feel love2-04 Comment te dire adieu
1-05 Screaming2-05 You make me feel
1-06 Run from love2-06 Read my lips
1-07 Hard rain2-07 Heartbeat
1-08 Don't leave me this way2-08 By your side
1-09 La dolarosa2-09 Safe
1-10 Disenchanted2-10 To love somebody
1-11 So cold the night2-11 Lay down
1-12 You are my world2-12 Dark sky
1-13 Forbidden love2-13 Something to live for
1-14 Breadline Britain2-14 Can't take my eyes off of you
1-15 Tomorrow2-15 Come on
1-16 There's more to love2-16 Could it be love

2-17 Sweet unknown

2-18 People are strange

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Jimmy Somerville は、元 Bronski Beat のリードボーカルで、元 The Communards のヴォーカル担当、現在はソロで活動しているイギリスの「奇跡のファルセットボイス」と言われるアーティストです。知っている人は知っている、オープンリー・ゲイであり、彼の作品には弾圧されるゲイ社会の有様をとつとつと伝えたものが多いんですね。ネガティブな曲が多いのですが、メロディラインが綺麗でダンサブルな曲(それも、130BPMを超える曲)が多く、踊り場でも随分かかったように記憶します。
デビュー当時の Bronski Beat は僕にとって衝撃的でした。それまでの「ゲイ」のイメージって「マッチョ」だったから、ひょろひょろした感じの彼がゲイであることその ものにショックを受けたんです。いや、性的な嗜好は体型によらないだろうことは理屈では分かっていたんですけどね。

このアルバムは、彼のベスト盤と言えるもので、(ほぼ)時系列的に並べられた34曲が2枚組のCDセットとしてリリース(2009年)されています。
正式なタイトルは、「FOR A FRIEND THE BEST OF BRONSKI BEAT THE COMMUNARDS & JIMMY SOMERVILLE」です。
アルバムの構成は、Bronski Beat (1-1~1-7)、The Communards(1-8~2-3)、ソロ(2-4~2-18)となっています。

極端な話、Can't take my eyes off you(2-14)が聞ければそれでよかったんですけど、rip→MP3の後、シャッフルで聞いていたら The Doors の名曲 People are strange(2-18)がカバーされていると気付き、頭からじっくり聞き直してみました。
Bronski Beat 時代のものは、主にファーストアルバムからですね。
Smalltown boy(1-1)、Why(1-2)、Ain't necessary so(1-3)とシングルヒット曲が続きます。そして、Bronski Beat というより、Jimmy Somerville の名を世に知らしめた(と僕は思っている)有名な I feel love(1-4)、へとなだれ込みます。Screaming(1-5)でクールダウン。Run from love(1-6)、Hard rain(1-7)、でフラットに。歌詞が感覚的に理解できれば、もしかしたら深~~い選曲なのかもしれませんね。
The Communards 時代のものは、いきなりメガヒット Don't leave me this way(1-8)からスタートです。良い曲ですね。バラードのようなスタートで、中味は思いっきりダンサブルで。クールダウンの La dolarosa(1-9)、と Disenchanted(1-10)を越えて、So cold the night(1-11)(この曲は割とお気に入り)、You are my world(1-12)、Forbidden love(1-13)が続きます。Breadline Britain(1-14)は、彼の声が持つ独特の雰囲気を生かして退廃的な感覚が取れる曲です。Tomorrow(1-15)、There's more to love(1-16)で一気に明るくなり、1枚目が終わります。
2枚目は、Victims(2-1)、For a friend(2-2)と、おとなしめの曲でスタートして、Never can say goodbye(2-3)で一気に駆け上がります。Jackson 5/Gloria Gaynorの同名曲のカバーですが、名曲ですねぇ。^^ 個人的には、このThe Communards 版が一番好きです。^^ The Communards 時代のものはここまで。
ソロ時代のスタートは、前曲で駆け上がった後のお約束のクールダウンで、Comment te dire adieu(2-4)が入ります。この曲は Françoise Hardy の超有名曲(邦題「さよならを教えて」)のカバーです。この曲、なんかの映画で聞いたような気がするんだけど、なんだったんだろう。^^; 次は、またアゲアゲな You make me feel(2-5)が飛び出します。これも、Sylvester の同名曲のカバーです。どちらかというと、オリジナルの方が好きかな。^^; その後は、Read my lips(2-6)、Heartbeat(2-7)と、段階的にクールダウン。Safe(2-9)では、House的なビートが初めて登場します。時代の変化かなぁと思っていたら、To love somebody(2-10)がレゲエ調で入ってきました。この曲は映画「小さな恋のメロディ」の挿入曲で、BeeGees初期の名曲です。ちょっとびっくりしましたね。^^; Lay down(2-11)、Dark sky(2-12)、とふつーな曲が続き、Something to live for(2-13)が入ります。そんなにダンサブルでは無いんですけど、気に入った一曲です。そして、流れは一気にトップスピードへ、Frankie Valli/Boy's town gang の名曲のカバー、Can't take my eyes off you(2-14)。元の曲が良いし、アレンジもいいし、なかなか良い曲です。まぁ、この曲のカバーは世の中に大量にあるんですけどね。Frankie Valli がポピュラーソングとしてスタートさせて、Boy's town gang がディスコに持ち込んで、現実的に2つのカバーの流れがあるように感じます。長かったショウはここで終わりって感じで、Come on(2-15)、Could it be love(2-16)、Sweet unknown(2-17)と続きます。アルバムとしては、これで終わりのような気がするんですけど、ホントの最後に People are strange(2-18)が入って、ちょっとおどけた憂鬱さを残して終わります。The Doors の名曲です。

要するに、ゲイ・ディスコのアンセム・カバー集ともいえるんじゃないでしょうか。(ゲイ・ディスコ未体験ですけど)

2011年の10枚とBankiero的音楽事情 その1


2011年は、DAISHI DANCE のニューアルバム → 初Ageha → 初DJ の流れでした。
一昨年までに強くなっていた、Newage/Ambient主体の流れからHouse/Technoへのシフトがさらに強くなった年でした。

現時点で、Newage系は危機に瀕しています。

とりあえず、Tim Story と Secret Garden にはがんばってほしいです。

それはそれとして、震災の直後に完成して公開された、Enigma の MMX - The Social Song や、Maia Hirasawa の The Boom! の登場など、面白い物も随分とありました。
Enigma / MMX - The Social Song

 Maia Hirasawa の The Boom!


2011年は、わが愛しの Kate Bush が「1年の間に2枚もアルバムをリリース」という、かつてない快挙に驚きました。
かーーっ、やっぱ、ケイトはいいなぁ。(TOT)
さらに、The Cars の再結成(原則、再結成モノは好きじゃないんですけどね)、Stevie Nicks のニューアルバムのリリースなどが続きます。

僕は、聞きたい曲が手元に無いのが嫌です。聞きたいと思ったら、すぐに聞ける環境が理想です。
ディスコやクラブで踊っていても、「あ、この曲良いな」と思うと、何とかして曲の情報を入手して、そのCDを入手します。
(この動きは、Androidアプリ Shazam の登場で一気に加速します)
去年は、他のいろいろな音楽を聞きながら、コンピじゃないダンクラのCDの入手も並行してやってました。

そして、DAISHI DANCE のニューアルバムがリリースされ、その流れで 8月に 新木場 Ageha の Longset に参加します。
その時の、DAISHI DANCE の力強さやカリスマ性に魅了され、とうとう「自分でもDJをやってみたい」という考えに至ります。

それから、数ヵ月後、数々の人々の助言や助力により、「最初で最後のDJ」は実現します。
これまで「聞くだけ」だったポジションが、今、少しずつ変化してきているように思います。

今は無理だけど、DJ、またやりたいです。^^

この後から、何回かに分けて、2011年に聞いて体に残った10枚(+2)を出していきます。

  1. Party Line / DAISHI DANCE & MITOMI TOKOTO project. Limited Express
  2. FOR A FRIEND / Jimmy Somerville
  3. CALLING / あらかじめきめられた恋人たちへ
  4. 50 WORDS FOR SNOW / Kate Bush
  5. WEEKEND WARRIOR / 80kidz
  6. LOVE? / Jennifer Lopez
  7. Mellowdies for Memories...Essential Songs of Calm / Calm
  8. UP / System7
  9. SCHLUNGS / Mungolian Jetset
  10. 1969 / pink martini & saori yuki
  11. COMA CAT / TENSNAKE
  12. TO BE OR NOT TO BE / Mel Brooks